祝福



こんにちは。
感謝と喜びが循環する
筆文字コミュニケーション
笑い文字の廣江まさみ です。

今日の笑い文字は「 祝福」。
みなさん、実は一般社団法人笑文字普及協会は
6月27日で5周年を迎えました。
前日の6月26日が
令和元年1番吉日だと分かったので
この日に5周年と出版の記念パーティーを開催しました。
いろいろな方が
祝福に来てくださいました。
お取引のある方も
協会の作り方を教えてくださった方も、日本郵便の方も、そしてたくさんの講師の先生たち。
2015年に初めて金沢の会社にお薬手帳のデザインをさせていただきました。
そして2019年9月には
学研ステイフルさんからシリーズでたくさんの笑い文字ステーショナリーが登場します。
最初、筆ペンは百均に売ってあるものを一生懸命集めていました。今では専用の筆ペンがあります。
この5年間を振り返るために、
5年分のたくさんの写真を全部見返しました。
正直言って、
この5年は 
今まで何のビジネスの経験もない私にとって
何の美術の勉強したこともない私にとって
本当に学んでも学んでも、
次々と
わからないこととできないことが
襲いかかってくるような5年でした。
人から見れば、
きっと華々しく
たくさん成功した5年に見えるかもしれません。
5年目で協会の講師は410名
日本全国、海外にも講師がいます。
文部科学大臣賞を受賞
本は4冊出版し初日重版がかかる。
切手は12種類100デザイン以上作りました。
でも、
みなさん、想像してみて下さい。
岡山の田舎で20年
専業主婦をした女の人。
3人介護して、過呼吸になって、
受験生の子供2人を抱えて離婚して。
協会を作ったのは49歳の時。
3番目の講師のお通夜で
笑い文字の凄さを知ったからです。
お通夜の夜に
コピー用紙に弔辞を書いて
肩書がないとまずいだろうと
影も形もない「笑い文字普及協会理事 廣江まさみ」と書いたことがきっかけ。
その時に、
一生一緒にやると約束した人たちは今は誰も残っていません。
なんかもうねー、
本当無茶したよなぁと思うんです。
資本金も0円。
人脈も理念もなんにもない。
今から、同じように始めますか?と聞かれたら絶対にしないと思います。
それでもね、みなさん
なんで続いたのかなあと思ったら
やっぱり、
その時その時の時の縁で
捨てる神あれば拾う神あり
誰か助けてくれるんです。
笑い文字を
これは本当に
良いものだからと思ってくれた人が
いつもどこからか
思いがけないような手を差し伸べてくれるんです。
あるときは勇気、
あるときはお金、
あるときは叱責、
あるときは
手作りのご飯を食べさせてくれたこと
去年
本当に私が苦しかったときには
庭でとれた茗荷に添えた
1枚の笑い文字の葉書が 
もう一度やり直す勇気をくれました。
今日書きたかったのは
「祝福」の文字。
なんだか改めて思うんです。
良い時が祝福じゃない。
うまくいってる時が祝福じゃない。
苦しい時や、辛い時、孤独な時
そんな時に差し伸べてくれる
手や声や、笑顔が
きっと人には
1番の祝福だと思うんです。
私の書いた笑い文字が、
誰かの書いた笑い文字が、
きっと誰かの祝福になる。
そんなことを夢見て
また新たな心持ちで6年目を始めます。
どうぞよろしくお願いします。