形にしていく〜オンライン中級講座を作りながら
2020.06.10|
オンライン中級講座
笑い文字中級講座のワークノート原稿の下書きができた。
講座を作るには、
まず全部の講座の全体像を見て、
その中で中級講座で教えること、
できる事を決めていく。
それは、教える内容から、
講座の教材をどんなふうに手配し、
配送していくのか
どんな申し込みの形式にしたらいいのか、
その講座を教えるトレーナーには
何を教えれば養成ができるのだろうか、
そのためには
初級講師にはどんなスキルがあればいいんだろう、
中級講師にはどんなスキルが必要になるのだろう、
いろんなことを1つ頭で動かして
また次を動かして次を動かして
シミュレーションしていく。
頭があっちにもこっちにもそっちにも
考えを巡らせていく。
立体像を作っていく感じ。
最初は全くできなかったけれど、
だんだんとちょっとずつ
少しずつ、拙いなりに、
そういう考え方ができるようになってきている。
今回は、オンラインでも使える講座。
今までできなかったことを
できるようにするための講座。
これができると、生まれる可能性を
思いながら作っている。
見てるのは、今ではなくて秋以降。
そしてその次の年。

きっとこういうことを考えるのは
嫌いではない。
けれども時間との戦いだったり、
いろんなプレッシャーがたくさんあって
先週は頭にほんの少しの隙間もなくなって、
ちょっとのことも考えられない位、
ちょっとのことができなくなった。
ご飯を作ろうと思って台所に立って、
そのまま考え事をして動けなくなってしまう。
同時作業するとフリーズしてしまうパソコンみたいになってしまった。
やっと、今週に入って
頭に隙間が出来るようになったら
考えが形になってきた。
講座の内容のマニュアル、
そのマニュアルに沿うワークノート
それを説明する講座資料のPowerPoint
当たり前だけど、
どれも最初から形のあるものなんか何一つなくて
一つ一つ頭から出して、
一つ一つ手書きして、
それをデータにしていって
一つ一つ形を整えて、
ひたすら
作ってはまた改めて、
また作ってはまたあらためて。
私は頭が古いので、
パソコンでできるところもあるけれど、
けっこうな部分を
こんなふうに手書きにしては
切り張りしたり
ホッチキスで止めたり、
筆ペンで一つ一つ書いたり…。
夜中にホトトギスの声を聞きながら、
シンとした部屋で静かに1人作業するのは好きだ。
さて、
ここまでできたら
今週中にはデータ原稿にして、
印刷会社に入稿できるかな。
この仕事をするようになってから、
この世の中にあるすべてのプロダクトは
それが小さなハンドクラフトでも、
大きな都市計画でも、

最初は全部誰かの頭の中にあって、
言葉にしたり文字にしたり、
形にすることを何度も繰り返し、
何度も作って何度も壊して、
いろんなことがありながら形になってゆく。
形になったものを見たとき初めて、
知らない人はこれが始まりと思うけれど、
はじまりは頭の中にある時から。
そう思うと、
思うはすべての事の始まりで、
そして
思うだけでは何も起きないと言うのも
思うから全てが起きると言うのも
どちらも真実だと思う。
さて、
明日には明日のことをしよう。