自分がいちばん自分を知ってあげる



こんにちは。
感謝と喜びが循環する
筆文字コミュニケーション
笑い文字の廣江まさみ です。

今日の笑い文字は「自分がいちばん自分を知ってあげる 」。
みなさん、笑い文字って
他の筆文字と決定的に違うことがあるんです。
それはね「相手に委ねる」ということ。
例えば絵としてピーマンを描こうとか、お地蔵さんを描こうとか、
花を描こうとか…
そういうのって「私 」なのね。
「私」が描きたいものなの。
私が勝手に
その人に渡したいと思ったものなの、
私が描ける範疇のものなの。
それってね、「我(が)」なの。
私が勝手に
「その人にはこれ」って
決めて送るものなの。
例えば筆文字の書き方で言うと、
テクニックとしてこんな風に書こうって
そんなふうに巧みに書き方を工夫したものなの。
でもね、
笑い文字にはそれがないの。
というか、
意識的にそれをしないんです。
例えば顔は笑った顔しか描かない。
しかも満ち足りた笑顔しか描かない。
みなさんは、
誰かから笑い文字をもらったことがあるかもしれません。
それには
眼鏡やリボンや
「誰か」を特定するものがありません。
髪の毛も眉毛も耳も
誰かを特定するような材料は
全部省略してるから、
その顔は誰にでも見えるんです。
そう、
その顔は赤ちゃんにも見えれば
自分の心の中の顔に見えれば
自分の亡くなったおばあちゃんにも見える。
その人が今
一番見たいと思っている誰かの
「満面の笑顔」を
そのまま投影しているのが、
笑い文字なんです。
だからその顔が
ある日は家族と自分に見えるし、
ある日は会社の仲間に見えるし、
ある日は遠く離れた友人に見える。
そこを完全に相手にゆだねているんです。
みなさんが笑い文字を習ったことがあったら、講座の中で説明があったかもしれません。
私が描きたいものを、
相手に渡すんじゃないの。
私は仏様も墨彩画で描くけど、
笑い文字とは全く意味合いが違うの。
仏様を描いたときには
いかにもな言葉が出てくる。
けれど
笑い文字はそこに添える言葉は
自分の潜在意識の深いところから
言葉を出してくる。
笑い文字のメッセージ講座では
「自分の書きたい言葉を書く」
ということをさせないのです。
その顔が言った言葉だけを書く。
なぜなら、
それ以外は「我」だから、
自分の浅いところで
良いと判断した言葉だから。
内的対話を重ねて、
そこから出てきた内側の言葉だけしか
書くことができない。
だからね
「わたし」がないの。
押し付けるような我がないの。
世の中のほとんどすべてのものは
私を表現することだったり
私らしさとはだったり
自分の自分らしさだったり
そこにフォーカスするんだけど、
笑い文字はそこを表面で捉えないの。
私の深いところと、
相手の深いところは
まるで人差し指と薬指が 
別々の指だけど
どちらも私の手としてつながっているように、
私の深いところと
相手の深いところがつながっている。
だから浅い私を相手に押し付けない。
我を相手に渡さない。
それは、みなさん
1番大事な自分に対して
とても大切なことで、
自分が自分に対しても、
いつも毎日
その内的対話を繰り返していく。
繰り返すと
ほんとにきれいな自分に出会えてくる。
飾り立てない きれいな本当の思いが
ぽっと出てくる。
綺麗事だったり、
こんなことしちゃいけないっていう
厳しい自分じゃなくて、
自分を受け入れる自分に、
深いところで、
自分で自分を受け入れるようになれるんです。
いつも自分がそれを自分に知っておく。
毎日のその繰り返し、
毎日のそのコミニケーション
だから、毎日書くの。
だから、受け入れてくれる
満ち足りた顔が描けるようにする。
それが笑い文字なの。
みなさんが、
笑い文字をそんなふうに思ってくれたら
とてもうれしいです。
新しい毎日を。