先週、
ボタニカルネイルをしてきました。
植物が描いてあるんですけれど、ものすごく細密なんです。
私は
技術にすごくうるさい方で
こういう細かなものは仕上がりが気に入らないことが多いので頼む事はまずありません。
でも、この人はほんとに爪の触り方から、甘皮の処理の仕方から全部がすべてとても丁寧で。
そしてものすごくセンスと色の感覚が良いことがわかったので思い切ってお願いしました。
すごいなって思ったのが
色をそのまま載せることがなくて、すべての色を混色しながら作っていく。
例えばブルーだったら
ブルーとグリーンとホワイトと茶色と紫と…
目に見えてこないはずの色まで混ぜながら作っていく。
「色が見えるんですね」というお話をする。
私は、
色が見える目をしている。
色が見えるというのは
ちょうど絶対音感のようなもので、
例えば絶対音感がある人は
「ド」の音だと、
ひとつの「ド」の中で例えば10段階100段階に細かく区切って音のトーンを知覚することができる。
同じように「ピンク」という色を、細かく見分けることができる目がある。
いいんだか悪いんだか、私はすごく細かく見分ける目を持っている。
だからもう
こだわるのが面倒になって
笑い文字では使うのは黒、白、朱色の3色だけ。
でもこの朱色も
こだわってこだわって
こだわってメーカーさんに何度も試作を重ねて作ってもらった色。
筆ペンの色は、
紙が変わると変わってしまう。
塗り重ねると変わってしまう。
水性インクと顔料インクとでも
変わってしまう。
そんなわけで
まぁ色が見える方なので
いろいろいいこともあるけど
こだわり始めると不便もある。
そのネイリストさんは
数字に色を感じる
いわゆる共感脳の持ち主で、
私は身体感覚に色を感じる
共感脳がある。
色ではないものに
明確に色を感じる。
そう思うと
人というのは本当に不思議だけれど
すべてのものは
音でも、声でも、色でも、
数字でも、言葉でも…
どんなものでも、
元は
ひとつなのだと思います。
それにしてもこのネイル、
1日に何度も自分の手を見るたびに幸せになります。
自分の特性を活かしながら
人を幸せにできるって、
なんて幸せなことかと思います。